「太陽光パネルの点検が義務化された」「この値段は今日限り」「国の補助金で安くなる」。太陽光発電や家庭用蓄電池をめぐって、突然の訪問から契約を急がせる相談が国民生活センターに寄せられています。2025年に公表された点検商法の急増の情報を中心に、よくある勧誘の言葉と、契約の前に確かめたいことをまとめました。
目次
結論:「義務化」「今日限り」と言われても、その場で契約しない。点検の要否はまず自分で確認する
- 「点検が義務化された」と言われても、安易に契約せず、まず点検が必要かどうかを確認する(国民生活センター)。
- 点検・洗浄・蓄電池などの契約は、その場で結ばず、複数の事業者から見積もりを取って比べる。
- 訪問販売で契約した場合は、書面を受け取ってから8日以内ならクーリング・オフができる。不安があれば消費者ホットライン188へ。
太陽光発電の点検商法の相談は急増している
| 年度 | 相談件数 |
|---|---|
| 2021年度 | 90件 |
| 2022年度 | 154件 |
| 2023年度 | 304件 |
| 2024年度 | 613件 |
よくある勧誘の言葉
| 言われること | 確認したいこと |
|---|---|
| 「点検が義務化された」と無料点検を勧める | 点検が本当に必要か、設置した販売店やメーカーに自分で確認する |
| 「長く使うには洗浄とコーティングが必要」 | メーカーの取扱説明書の手入れの方法を確認し、複数の見積もりで比べる |
| 「この値段は今日限り」と蓄電池の購入を急かす | その場で決めない。家族や第三者に相談する |
| 「国の補助金が出るので安くなる」 | 補助金の名前・条件・申請する人を確認する(申請が実際にはされていなかった相談もある) |
国民生活センターは、蓄電池で電気を自家消費することが、売電より必ず経済的に得になるとは限らないとして、コストも含めて検討するよう呼びかけています。説明された節約の額の根拠も確認しましょう。
契約してしまったら
訪問販売の契約は、契約の書面を受け取った日から数えて8日以内なら、書面か電磁的記録でクーリング・オフができます(消費者庁 特定商取引法ガイド)。手順と、期間を過ぎた場合の考え方はリフォーム点検商法・悪質業者の見分け方にまとめています。補助金の有無や条件は自治体の補助金の探し方で自分で確認でき、見積書の比べ方は見積り・契約前チェックが参考になります。
よくある質問
Q. 太陽光パネルの点検は義務ですか?
国民生活センターは、「点検が義務化された」と言われても安易に契約せず、まず点検の要否を確認するよう呼びかけています。設置した販売店やメーカーに、自宅の設備に必要な点検を問い合わせましょう。
Q. 蓄電池を付ければ電気代は必ず下がりますか?
電気の使い方によって効果は変わり、自家消費が売電より必ず得になるとは限りません。機器の費用も含めて、根拠を示した説明を求めましょう。
Q. 無料点検だけなら受けてもよいですか?
無料点検のあとに、洗浄やコーティングなどの契約を迫られる相談が寄せられています。突然訪問してきた事業者に点検させず、必要なら自分で選んだ事業者に依頼しましょう。
