冬の浴室のヒートショック対策|入浴前にできること

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冬の浴室のヒートショック対策|入浴前にできること

冬は、入浴中の事故が増える季節です。消費者庁は、11月〜4月の冬季を中心に、高齢者の浴槽での溺水事故が多く発生しているとして注意を呼びかけています。住まいの温度差を減らす工夫と、入浴のときのポイントをまとめます。

目次

結論:脱衣所と浴室を暖め、湯温41度以下・10分までを目安に

  • 入浴前に脱衣所や浴室を暖め、部屋との温度差を減らす。
  • 湯温は41度以下、湯につかる時間は10分までを目安にする。
  • 浴槽から急に立ち上がらない。食後すぐ・飲酒後・医薬品の服用後の入浴は避ける。
  • 入浴前に同居の家族に一声かけ、家族はこまめに声をかける。

入浴中の事故の現状

項目(令和5年)人数
「不慮の溺死及び溺水」で亡くなった65歳以上の人8,270人
そのうち浴槽での事故6,541人
そのうち家や居住施設の浴槽6,073人
出典:消費者庁「コラムVol.12 高齢者の事故 ―冬の入浴中の溺水や食物での窒息に注意―」(厚生労働省「人口動態統計」をもとにした数値)。

消費者庁は、高齢者の「不慮の溺死及び溺水」による死亡者数は、近年「交通事故」による死亡者数よりも多いとしています。冬は家の中でも冷え込みや温度差が生じやすく、事故が起こりやすい季節です。

入浴前・入浴中のポイント

タイミングポイント
入浴前脱衣所や浴室を暖めておく/温度計で部屋の間の温度差を確かめる/水分を補給する/同居者に一声かける
入浴中湯温41度以下・10分までを目安にする(温度計やタイマーを使う)/急に立ち上がらない/意識がもうろうとしたら、気を失う前に湯を抜く
家族こまめに声をかけて様子を確認する
出典:消費者庁(同上)。

住まいの工夫で温度差を減らす

消費者庁は、浴室に暖房がない場合、お湯を沸かすときに暖房器具などで脱衣所や浴室を暖めておくことや、シャワーで浴槽にお湯を張って蒸気で浴室を暖める方法を紹介しています。脱衣所で暖房器具を使う場合は、火災ややけどに注意してください。

住まいの断熱を高めるリフォームも、部屋ごとの温度差を減らす方法のひとつです。窓の断熱は国の補助金の対象になる場合があります(内窓と外窓交換の違い)。お住まいの自治体の制度は自治体のリフォーム補助金の探し方で調べられます。浴室の換気扇の不調は浴室換気扇の交換、寒い在来の浴室をユニットバスにする場合はユニットバスのサイズと交換前の確認を参考にしてください。

よくある質問

Q. 入浴中の事故は冬だけですか?

消費者庁は、11月〜4月の冬季を中心に多く発生しているとしています。季節を問わず、湯温や入浴時間の目安を守ることが大切です。

Q. お湯の温度は何度がよいですか?

消費者庁は、湯温41度以下、湯につかる時間は10分までを目安にするよう呼びかけています。温度計やタイマーを使うと守りやすくなります。

Q. 浴槽で気分が悪くなったら、どうすればよいですか?

消費者庁は、意識がもうろうとしたら、気を失う前に湯を抜くよう案内しています。同居の家族がいる場合は、入浴前に声をかけておきましょう。

出典(2026年10月27日確認)

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