流したら水位が上がってきた――トイレの詰まりで一番やってはいけないのは、慌ててもう一度レバーを引くことです。水があふれる前に止水栓を閉め、ラバーカップを正しく使えば、トイレットペーパーなどの詰まりは自分で直せることがあります。LIXILの案内をもとに手順を確認します。
目次
結論:レバーを引かずに止水栓を閉め、ラバーカップは「静かに押して勢いよく引く」
- 詰まったまま洗浄レバーを操作すると、汚水があふれるおそれがあります。まずトイレの止水栓を閉めます。
- ラバーカップは排水口に密着させ、静かに押し付けてから、勢いよく手前に引きます。流れるまで数回繰り返します。
- 繰り返しても直らない場合や、詰まりの原因がわからない場合は、水道工事店に依頼します。
ラバーカップの使い方
- 準備:止水栓を閉める。温水洗浄便座がある場合は電源プラグを抜く。便器と床をビニールで覆い、飛び跳ねを防ぐ。
- 水の量を調整:ゴムの部分が完全に浸かるように水を足す。多すぎる場合は、便器の上面から10cm以上下がるまで減らす。
- 密着させる:排水口とカップの間に空気が入ると効果がないため、ぴったりかぶせる。
- 押して引く:静かに押し付け、勢いよく手前に引く。排水が引き込まれるまで数回繰り返す。
- 確認:原因の物が出てきたらゴム手袋で回収する(その間はレバーを引かない)。バケツで少しずつ水を流し、流れることを確かめてから止水栓を開ける。
LIXILが勧めるのは、先端のゴムがお椀を伏せたような形の「ラバーカップ中型」で、外径130mm程度のものです。
自分で直すか、依頼するか
| 状況 | 対応 |
|---|---|
| トイレットペーパーや排せつ物の詰まり | ラバーカップを試す |
| おもちゃなどの固形物を落とした | ラバーカップで引き出せる場合がある(LIXIL)。無理に押し込まず、取れなければ水道工事店に依頼する |
| 詰まりの原因がわからない | 水道工事店に依頼する |
| ラバーカップを繰り返しても直らない | 水道工事店に点検を依頼する |
依頼先がわからない場合は、お住まいの自治体の指定給水装置工事事業者(指定水道工事店)を確認できます。床に水があふれた場合や、ほかの場所の水漏れは水漏れしたときの応急処置、キッチンの流れが悪い場合はキッチンの排水口の詰まり、作業の料金の確認は見積り・契約前チェックを参考にしてください。蛇口のポタポタは蛇口の水漏れで原因別に確認できます。便器ごとの交換を考える場合はトイレ交換の前に確認することを参考にしてください。ラバーカップで直らない場合の依頼先は水道修理業者の選び方を参考にしてください。
よくある質問
Q. お湯を流せば詰まりが解けますか?
流さないでください。LIXILは、便器は陶器でできていて高熱に弱く、熱湯を流すとヒビが入るおそれがあるとしています。酢や重曹をむやみに入れると、炭酸ガスで水があふれることがあるとも注意しています。
Q. 詰まった状態でもう一度流せば押し流せますか?
詰まった状態で洗浄レバーを操作すると、汚水があふれるおそれがあります。流れを確認するときは、バケツで少しずつ水を入れます。
Q. 止水栓はどこにありますか?
多くはトイレのタンクのそばの壁か床にあります。見つからない場合や回らない場合は、水道メーターのボックスの中のバルブで家全体の水を止められます。
