水漏れやトイレの詰まりで業者を探すとき、ポストのチラシやネットの広告の「低料金」「見積無料」に頼りたくなります。東京都水道局は、こうした広告をきっかけにしたトラブルに注意を呼びかけています。悪質な業者の手口と、信頼できる依頼先の探し方をまとめます。
目次
結論:まず自分でバルブを閉める。依頼は水道局の案内する指定給水装置工事事業者から選び、交換を勧められてもすぐ契約しない
- 水が止まらないときは、慌てずに水道メーターのバルブを閉める。被害が止まれば、業者を落ち着いて選べる。
- 依頼先は、水道局が公開している指定給水装置工事事業者の一覧や、漏水の修繕の依頼先の案内から探す。
- 器具の交換を勧められても、すぐに契約しない。まず応急の措置を求め、説明を十分に聞いて納得してから決める。
悪質な水道修理業者の手口
| 手口 | 内容 |
|---|---|
| 依頼していない作業と高額の請求 | チラシや広告を見て依頼した客に、頼んでいない作業をして高額な料金を請求する |
| 事実と違う説明で本体の交換を勧める | 「古いから部品がない」などと言って、トイレのタンクなどの本体の交換を勧める |
| 不要な工事の勧誘 | パッキンの交換などの簡単な修理で済むのに、「水栓を交換しなければダメ」と言う |
| 見積りの不備と後からの請求 | 「見積無料」の広告で安心させ、正確な見積りを出さずに、修理の後で予期しない高額な代金を請求する |
東京都水道局は、内容と金額に合意して契約すると、市価より高額でも有効な契約とみなされ、後から解決するのは難しいとしています。高額だと感じたら、別の業者にも相談しましょう。
信頼できる依頼先の探し方
| 依頼の内容 | 探し方(東京都の場合) |
|---|---|
| 宅地内の給水装置の工事(増築・改築など) | 東京都指定給水装置工事事業者だけが行える。水道局の「水道工事のお申込先一覧」で確認 |
| 漏水の修繕 | 水道局の「漏水修繕の依頼先」の案内を確認 |
| 機器の故障 | メーカーや販売店にも相談できる |
応急の処置は水漏れしたときの応急処置、原因が蛇口なら蛇口の水漏れ、トイレならトイレが詰まったときの対処で自分で確かめられることがあります。見積書の確認は見積り・契約前チェック、契約してしまった場合の考え方は点検商法の見分け方とクーリング・オフを参考にしてください。
よくある質問
Q. チラシの「基本料金◯円〜」の業者に頼んでもよいですか?
広告の料金をうのみにせず、申し込むときに作業の内容と総額を確認しましょう。作業の前に見積りを書面でもらうと、後からのトラブルを防げます。
Q. 修理の後で高額を請求されました。
区市町村の消費生活センターなどに相談できます。消費者ホットライン「188」に電話すると、最寄りの相談窓口を案内してもらえます。
Q. 指定給水装置工事事業者とは何ですか?
水道局(水道事業者)が指定した、給水装置の工事を行える事業者です。東京都では、宅地内の給水装置の工事は東京都指定給水装置工事事業者だけが行えるとしています。
