給湯器の交換の見積りで、同じ号数・同じ機能なのに金額が違う。その理由のひとつが「設置のタイプ」です。家の外壁に付ける壁掛け型か、マンションの玄関の横のパイプスペース(PS)に入るタイプか、排気の向きはどうか。交換の前に確かめたい点を、メーカーの説明で整理します。
目次
結論:交換は「今と同じ設置のタイプ」が基本。違う場合や排気の方式が変わる場合は追加の費用が出やすい
- 戸建てでは壁掛け型が一般的で、標準の工事で交換しやすい(ノーリツ)。
- マンションなどのPS(パイプシャフト)設置型は、設置の条件に合わせた機種の選定が必要で、選べる機種が限られる場合がある。
- 集合住宅での交換は、今の機種と同じ設置のタイプかの確認が必須。マンションのPS設置は管理会社への確認も必要。
主な設置のタイプ
| タイプ | 主な住まい | 交換で確認すること |
|---|---|---|
| 壁掛け型(屋外) | 戸建て | 標準の工事で交換しやすい。排気の方向や周囲の離れ |
| PS設置型(PSの中・扉の内側など) | マンション | 同じ設置のタイプの機種があるか。管理会社・管理規約の確認 |
| 屋内設置型 | 一部の住宅 | 屋内設置の機種は屋外や浴室内に設置できない。換気・排気の条件 |
型番で確かめる
同じシリーズでも、設置のタイプで型番が分かれています。ノーリツのガス給湯器の例では、PS扉内設置形の型番の末尾に「-T」が付くものがあります(例:GQ-C2034WS と GQ-C2034WS-T)。今の給湯器の本体のラベルで型番を確認し、見積りでは同じ設置のタイプの後継の機種になっているかを見ましょう。
追加の費用が出やすいケース
- 標準の工事費は、今の機種を撤去して、同じ場所・同じ設置のタイプの機種に交換する場合の基本の費用です(ノーリツ)。
- 排気の方式が今と違う機種に変えると、排気の部材の交換や加工で追加の費用がかかることがあります。
- 設置の場所を移す場合も、別途の費用がかかります。
給湯の能力は号数の選び方、機能はオート・フルオートの違い、見積りの内訳は給湯器交換の費用の内訳、依頼先は給湯器の交換を頼む業者の選び方にまとめています。今の給湯器が故障しているかどうかの確認は給湯器が壊れたときの交換前チェックから始めましょう。
よくある質問
Q. マンションでエコキュートに替えられますか?
エコキュートは貯湯タンクとヒートポンプユニットを置くスペースが必要です。PSの中に収まるかや管理規約で認められるかを、管理会社と事業者に確認してください(エコキュートとガス給湯器の違い)。
Q. 型番の「-T」は何ですか?
ノーリツの一部のガス給湯器では、PS扉内設置形を表す型番に「-T」が付いています。メーカーや機種で表記は違うため、製品のページで確認しましょう。
Q. 置き場所を変えて交換できますか?
できる場合もありますが、配管や排気の工事が増え、別途の費用がかかります。見積りで工事の範囲を確認してください。
