窓・給湯器・断熱のリフォームを考えているなら、2026年は国の「住宅省エネ2026キャンペーン」が使えます。対象は4つの補助事業で、工事の内容によって使える事業が分かれます。この記事では、リフォームで使える4事業の補助額・締切・申請の流れを、公式サイトの情報をもとに整理します。
この記事の情報は2026年10月26日時点のものです。補助金は予算に達すると受付が終わるため、最新の状況は記事の最後にある公式サイトで確認してください。
結論:リフォームで使えるのは4事業。予約の期限は遅くとも11月16日
- 窓の断熱(内窓・外窓交換・ガラス交換)→ 先進的窓リノベ2026事業。上限は1戸あたり100万円。
- 給湯器の交換(エコキュート・ハイブリッド給湯機・エネファーム)→ 給湯省エネ2026事業。1台あたり7万〜17万円+加算。
- 断熱改修など幅広いリフォーム → みらいエコ住宅2026事業。上限は1戸あたり40万〜100万円(工事の内容などで変わる)。
- 賃貸集合住宅の給湯器 → 賃貸集合給湯省エネ2026事業(賃貸住宅の所有者向け)。
みらいエコ住宅2026事業と先進的窓リノベ2026事業は、交付申請の予約が遅くとも2026年11月16日まで、交付申請が遅くとも2026年12月31日までです。どの事業も予算の上限に達した時点で受付が終わるため、検討している場合は早めに登録事業者へ相談するのが確実です。
4つの事業の比較(リフォーム)
| 事業 | 所管 | 主な対象 | 補助の上限・額 | 最低補助額 |
|---|---|---|---|---|
| みらいエコ住宅2026事業 | 国土交通省 | 断熱改修を含む幅広いリフォーム(原則、平成28年12月31日以前に新築された住宅) | 1戸あたり40万〜100万円 | 5万円 |
| 先進的窓リノベ2026事業 | 環境省 | ガラス交換・内窓設置・外窓交換(ドアは窓と同時の場合のみ) | 1戸あたり100万円 | 5万円 |
| 給湯省エネ2026事業 | 経済産業省 | エコキュート・ハイブリッド給湯機・エネファーム | 7万〜17万円/台+加算(戸建は2台、共同住宅は1台まで) | なし |
| 賃貸集合給湯省エネ2026事業 | 経済産業省 | 賃貸集合住宅(2戸以上)の給湯器 | 1台まで(加算あり) | なし |
予算の消化状況(2026年10月26日 午前0時時点)
| 事業 | 予算に対する申請額の割合(概算) |
|---|---|
| みらいエコ住宅2026事業(リフォーム) | 11% |
| 先進的窓リノベ2026事業 | 31% |
| 給湯省エネ2026事業 | 53%(撤去加算は26%) |
給湯省エネ2026事業は、ほかの事業より消化が進んでいます。給湯器の交換を考えている場合は、特に早めの確認をおすすめします。
申請の流れ
申請するのは工事の事業者。個人では申請できない
どの事業も、交付申請は事務局に登録した事業者(リフォーム会社・販売店・工事店など)が行います。工事を頼む人が自分で申請することはできません。給湯省エネ2026事業では、登録のない事業者と契約した工事は補助の対象外です。見積りを頼む段階で「この事業の登録事業者か」を確認しましょう。
おおまかな手順
- 登録事業者に相談し、対象の製品・工事かを確認する(対象は事務局に登録された製品だけ)
- 契約する(契約の前に始めた工事は対象外)
- 工事をする(2025年11月28日以降に着手した工事が対象)
- 事業者が交付申請の予約・交付申請をする
- 補助金が事業者に交付され、契約に応じて施主に還元される
みらいエコ住宅2026事業では、補助金は事業者に交付され、工事代金への充当か現金で施主に還元されます。還元の方法は、契約の前に事業者と確認しておくと安心です。
使う前に確認したい注意点
- 締切は「遅くとも」の日付。予算に達すれば、その前に受付が終わります。
- 最低補助額がある。みらいエコ住宅と先進的窓リノベは、1申請の補助額の合計が5万円以上でないと申請できません。
- 過去に補助を受けた窓は対象外。先進的窓リノベの2022・2024・2025年の事業で補助を受けた窓・ドアは、2026年の対象になりません。
- 同じ工事への重ねての補助に注意。たとえば、給湯省エネ2026事業の撤去加算は、同じ給湯器がみらいエコ住宅2026事業の補助を受ける場合は使えません。複数の工事をまとめて行う場合の併用の条件は、公式サイトの案内を事業者と確認しましょう。
工事別のくわしい解説
- 給湯省エネ2026|エコキュート・ハイブリッド給湯機の補助額
- 先進的窓リノベ2026|内窓の補助額と条件
- 給湯器が壊れたときの交換前チェック
- 内窓と外窓交換の違い|補助額の比較
- 自治体のリフォーム補助金の探し方
- みらいエコ住宅2026のリフォームの補助
「補助金を使えば安くなる」と突然の訪問で契約を急がせる業者には注意してください。手口と対処はリフォーム点検商法・悪質業者の見分け方にまとめています。
窓や給湯器以外の住まいの補助もあります。要介護・要支援の人の手すりや段差の解消は介護保険の住宅改修、古い木造住宅の耐震診断・耐震改修は耐震改修の補助金と減税にまとめています。給湯器の補助に対応した事業者の探し方は給湯器の交換を頼む業者の選び方を参考にしてください。
よくある質問
Q. 自分で補助金を申請できますか?
できません。申請は事務局に登録した事業者が行います。工事を頼む前に、依頼先が登録事業者かを確認してください。
Q. すでに終わった工事でも対象になりますか?
2025年11月28日以降に着手した工事で、登録事業者が行い、対象の製品を使っていれば対象になり得ます。交付申請は工事の完了後に行うため、期限と予算の状況を事業者に確認してください。
Q. 予算がなくなったらどうなりますか?
その事業の受付が終わります。締切の日付より前でも終わることがあるため、各事業の公式サイトで毎日更新される消化状況を確認しましょう。
Q. 賃貸住宅に住んでいても使えますか?
賃貸集合給湯省エネ2026事業は、工事の発注者で、かつ住宅の所有者である人が対象です。入居者の場合は、まず所有者や管理会社に相談することになります。
